当院は、様々な診療科目を擁する総合病院です。その特長として、院内の様々な専門医と密接に連携を取り合うことで、万全の受け入れ態勢を整えられる点が挙げられます。そのため、専門的な治療を必要とする時も、迅速な対応が可能です。
小児科をはじめ、各科連携による当院の妊婦さん受け入れ体制についてご紹介いたします。
小児科との連携
出産にあたり、一番結びつきが強いのが小児科です。
当院では常勤小児科医がおり、お産の時も何かあればすぐに駆けつけ、産婦人科と連携を図ります。
当院では2つの検査をご希望に応じて行っております
拡大新生児スクリーニング検査
事前に検査をおこなうことにより
症状を発症する前に治療を開始でき、
診断が難しい病気の治療も遅れてしまうのを防ぎます。
【検査で発見できる疾患】
・脊髄性筋萎縮症
・原発性免疫不全症
・ライソゾーム病
(ムコ多糖Ⅰ・Ⅱ型、ポンぺ病、ファブリー病)
【検査方法】
出生後4~6日目に赤ちゃんのかかとから、
数滴の血液を採取しておこないます。
新生児聴覚検査
耳の聞こえ(聴覚)の障害を
早い時期に発見するために、
出生後間もない時期に実施する簡易検査です。
当院では異常があった場合、
小児科と耳鼻咽喉科で連携し
精密検査や早期治療を開始いたします。
【検査方法】
眠っている赤ちゃんの頭に
小さなセンサーをつけて脳波を計測します。
※赤ちゃんを傷つけずにできる検査です。
帝王切開など、リスクのある赤ちゃんの出産には、小児科医師も立ち会います。
また小児科入院の必要がある場合も、早期に対応を整えることが可能です。
産後、新生児期の黄疸治療や呼吸障害など赤ちゃんに治療が必要な場合、医療機関によっては赤ちゃんを他の病院へ入院させなければならないことがあります。
総合病院である当院では、そのような場合も同じ院内で一緒にケア。
赤ちゃんとお母さんが一緒にいられる環境で安心してお過ごしいただけます。
※赤ちゃんの状態よっては、連携先他院にて治療を行う場合もございます。
当院では出生時、退院時に小児科による診察を受けることが可能です。
また、退院から1ヶ月間は継続して健診を受けていただける体制があり、ご希望の方には予防接種スケジュールのご相談もお受けしています。
妊娠中は、出産のことを中心に考えがちですが、出産後ただちに始まるのが子育て。小児科との連携により、出生から継続したケアを受けていただけます。